ブラック企業で働いている人の不満としてよく挙げられる中に給料があります。
・そもそも給料が少ない
・仕事内容に対しての給料が割に合わない
・同僚と比較して自分の給料に不満がある
などなど、不満と思っている内容はひとそれぞれかもしれません。
しかし、共通しているのは「給料に不満がある!!!」ということでしょう。
今回は、ブラック企業の給料あるあるについて紹介していきます。
ブラック企業で働いている人が給料に対して不満に思う理由を見ていきましょう。
1.最低賃金を下回っている
最低賃金という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
言葉の通り、労働に対する対価の最低賃金が定められています。
つまり、国が労働者の賃金を保証してくれている制度ですね。
自分の給料と最低賃金を確認する際、注意する点があります。
それは、通勤手当・時間外手当・住宅手当は最低賃金の対象にはならない点です。
なので、それらを除外した金額が最低賃金をちゃんと上回っているかどうか確認してみて下さい。
万が一、最低賃金を下回っているのであれば、ブラック企業である可能性が大です!!
また、最低賃金は地域によって金額が異なります。
地域別の最低賃金は、下のリンクから確認を。
2.残業代が出ない(サービス残業)
ブラック企業に勤めている人の不満として代表的なのが「サービス残業」です。
・仕事が終わらない
・上司から強制的に
・会社のため、出世のため
人それぞれ理由は違うと思いますが、「残業手当」が会社から支給されていないのは同じ。
頑張って働いた分は、当然給料として欲しいですよね。
会社に労働を提供しても、その対価の賃金には反映されない・・・。
まさにブラックの象徴ともいえる代表例ですね。
サービス残業が横行している会社は、不満が出て当然です!!
3.管理職・みなし残業が理由のサービス残業
残業代が出ない理由として、
・管理職だから
・みなし残業代が出ているから
という人もいるかもしれません。
しかし、これらの場合でも残業代を請求できる場合があるのです。
労働基準法でいうところの管理職というのは、経営者と同等の責任と権限を持ち、自身の裁量によって職務を遂行する「管理監督者」と呼ばれる立場の人です。
つまり、一般的に企業で「管理職」と呼ばれている人の大半は「管理監督者には該当しない」可能性が高いです。
管理監督者に該当しないのであれば、残業代はもらえるはず。
また、みなし残業についても誤った解釈をしている人が多いです。
みなし残業は、実際に時間外労働があっても無くても支払われる残業手当です。
みなし残業代は、「残業○○時間分を支給します」というのが設定されて支給されています。
なので設定された時間を超えて残業した場合は、超えた分の残業手当を支給されます。
したがって、
・管理職だから
・みなし残業代が出ているから
という理由で、実際に働いた分が支給されていないのであればブラック企業の可能性がありますね。
管理職やみなし残業を盾にして残業剤が支払われなければ、そりゃ不満も出ますよね!
4.提示されていたと待遇が違う
入社するにあたって、面接を受けて入社していると思います。
面接時や入社時に提示された待遇と、入社以降の待遇に差があるなら問題ありです。
収入は生活に直結するもの。
予定していた収入よりも大幅に減ってしまえば死活問題です。
ただし、賞与や残業代を含めて想定年収を提示されていた場合、金額が上下する変数があるので考慮が必要です。
他にも就業時間や勤務地、休日なども提示されていた内容と違う場合も要注意です!
5.評価方法が意味不明
・長年勤務して頑張っているが、なかなか昇給・昇進しない・・・。
・自分よりも結果を出していない同僚が先に出世・・・。
・会社に文句を言った人間が結果的に良い待遇を受けている・・・。
あなたの会社はどうですか?
部署によっては担当する業務内容が異なるので、評価方法が違うのは仕方がないこと。
しかし、上司に気に入られている、等の主観的な評価基準がある場合は要注意です。
特定の贔屓が存在しており、また会社として不公平な待遇が蔓延している可能性があります。
僕が以前勤務していたブラック企業も、社長のお気に入りがどんどん出世していく、という理不尽な会社でした。
頑張って働いていた社員は常に不満を持っており、社内の人間関係も最悪。
そういう会社は従業員の不満から離職率が高くなり、会社としての成長は望めないことが多いです。
正当に評価されない会社に不満を持つのは当たり前。
転職してチャンスを広げるのもアリだと思います。
6.謎の天引きがある
給料明細を毎月確認している人って意外と少ないみたいです。
しかし、ちゃんと確認しておいた方が良いかも!
会社が計算して手当や控除をしてくれていますが、ブラック企業の場合は謎の天引きをしていることもあります。
「○○使用料」、「△△会費」のような名目で天引きされている例もあるようです。
親睦会の為に積立の為に控除している、など会社それぞれに理由があると思います。
当然ながら健全に運営している会社もあるので、一概に不当だとは言えません。
もし給料明細に不明な点があれば、経理担当や、場合によっては専門家に聞いてみるのもいいでしょう。
7.先輩・上司の給料が驚くほど少ない
勤めている会社の給料に満足していない人は多いことでしょう。
そういう人は、先輩や上司の収入に目を向けてみて下さい。
はっきりとした具体的な金額を知ることは難しいと思いますが、なんとなくの給与水準を予想することはできるのではないでしょうか?
そして、その金額と自分の理想や世間の平均などと比べてみて下さい。
どうですか?
その人がもらっている給料は、将来あなたがその人と同じ年齢になったときにもらえる大体の金額だと思っていて良いでしょう。
その人の給料と仕事量を比べてみて、「よし、頑張ろう!」と思えるなら、出世に向けて頑張るべきです。
しかし、予想よりも大幅に少なかったり、仕事量や責任を考慮すると割に合わない、と思うなら転職も視野に入れても良いかもしれません。
まとめ
今回は給料に関するブラック企業あるあるを紹介してきました。
いかがでしたか?
これらに1つでも該当している場合、不満をもって働いていることでしょう。
もし半分以上に当てはまる場合は、ほぼ間違いなくブラック企業と考えて良いかもしれませんね。
給料は自分の労働に対する対価。
十分な給料が支払われない場合は死活問題に関わります。
場合によっては転職も考えてみては?
以上、参考になれば嬉しいです。