ブラック企業勤務で悩んでいる人の中には、社風が合わないという人もいるでしょう。
社風といっても、会社の雰囲気、考え方、人間関係や評価方法など、会社によって様々あると思います。
では、どのような社風だったらブラック企業と判断できるのでしょうか?
ということで、今回はブラック企業の特徴として現れる社風を9つ紹介していきます。
ブラック企業あるあるに当てはまるようであれば、あなたの勤務先もブラック企業の可能性ありかも!!?
1.ハラスメントが横行
ブラック企業と聞いて最初に想像する内容といえば、ハラスメントですよね。
異性への嫌がらせのセクシャルハラスメント(セクハラ)、立場を利用したパワーハラスメント(パワハラ)は特に有名ですよね。
ハラスメントは、相手の心身に致命的なダメージを与える可能性もあります。
精神病を患ってしまうと、治療をするのに時間も費用もかかりますし、転職にも不利になります。
「自分は被害を受けていないから大丈夫」という訳でもありません。
ハラスメントを日常的に見ていると、大なり小なり精神には影響があるものです。
また、「いつ自分が攻撃の対象になるかわからない」という不安も出てくるかもしれません。
ハラスメントが横行している職場からは、できるだけ早めに脱出することをおすすめします。
2.社内外に対して責任逃れの文化
「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」
この言葉は、以前TBSで放送されたテレビドラマ『半沢直樹』のセリフです。
銀行を舞台にしたドラマだったのですが、他の業界の会社でも同様に感じている人もいるのではないでしょうか?
上司ではなくても、責任逃れが企業文化として根付いている会社も少なくありません。
客観的にみると9割程度その人、もしくは会社の責任だったとしても、
・決定的な証拠が無い
・最終決定をしたのは顧客(仕入れ先)
・自分は言ったが、相手が聞いていなかった(忘れている)
などの理由で責任逃れをします。
このような責任逃れを常にしていたら、周りからの信用を失います。
社内だけでなく社外からの信用を失うと、会社の存続にも関わってくることでしょう。
自分(会社)がしたことに対しては真摯に向き合い、多方面に対して良好な解決方法を模索できる会社で働きたいものですね。
3.責任範囲を超えた仕事を任される
仕事の担当範囲が広すぎるのも、ブラック企業あるあるの1つです。
自分の担当業務以外の仕事が多すぎる結果、長時間労働にも繋がります。
担当業務関わる部分で兼任しなければならない仕事があるのは理解できますが・・・。
慢性的な人員不足、組織的に職務内容が規程されていない、等であれば問題です。
社風として会社全体に根付いているかもしれませんね。
4.飲み会が多い
以前は「飲みにケーション」などと称して同僚や上司と頻繁に飲みに行く文化がありました。
しかし最近では飲み会を敬遠する若者も多いです。
仕事は仕事、自分の時間を大切にしたい、という人が増えてきているようです。
そんな時代の流れとは逆に、飲み会が多い会社もあるみたいです。
「全社一丸となって」、「社員同士の絆を深めよう!」という意識をつけたい感じですね。
・仕事ではないので残業代は発生しないが、時間が拘束される
・仕事の時間外に上司の相手をしなければいけない
逆にメリットとして
・上司や同僚に気軽に相談できる機会になる
・信頼関係を築くチャンスになる
等もあるので、一概に悪いとは言えませんが・・・。
自分の時間を大切にしたい、という従業員への考慮は期待できない会社もあるのは事実。
強制参加の飲み会が頻繁にあるようであれば、プライベートとの両立をするのが難しくなりそうですね。。
これもブラック企業にありがちな社風といえます。
5.会議が多い
どこの会社でも会議は必要です。
ですが、目的が分からない謎の会議が多い場合はブラック企業の素質がありそうです。
・会議のための事前会議
・設定された時間を毎回オーバーする
・大量の会議資料を準備しなければいけない
・意見がまとまらない、決まらない
等の会議であれば、会議によって得られるメリットよりもコストの方が大きい可能性があります。
本来の業務をする時間が圧迫されて、長時間労働にならないように気を付けましょう。
無駄な会議が多い会社は、ブラック企業の体質という場合もあるので注意して下さいね。
6.派閥がある
派閥というと大袈裟かもしれませんが。。
しかし実際、誰と仲良くしていれば待遇が良くなる、というのはある話です。
大企業にもありがちですが、実は評価基準や評価方法が曖昧な中小企業にもあります。
「出世しなくてもよい」と考えている人であれば、自分の仕事をする分には影響も少ないでしょう。
しかし出世欲の強い人であれば、場合によっては働きにくい環境になるかもしれません。
自分が配属されてた部署や上司によって、あなたの今後の昇給・昇進に影響が出る可能性があります。
7.変化を嫌う企業体質
これは、ブラック企業になっている原因のひとつかもしれませんが。
変化を嫌う企業体質の場合は注意した方が良いかもしれません。
変化を嫌うということは、昔からのやり方を変えずに続けているということ。
つまり、
・時代の変化についていけない
・効率アップのための投資をしない
・アナログな方法を続けている
・「俺の時代は~」と過去の根性論を持ち出す
このような会社になってしまうことが想像できます。
この結果、
・長時間労働の慢性化
・変化を阻止するパワハラ
等が発生しそうです。
ブラック企業になる恐れがある特徴です。
トップや経営陣の考え方を観察してみて下さい。
8.残業している人が評価される
昔ながらの評価基準のひとつ、残業している人が評価される会社。
いまは働き方改革などで、「労働時間を短くしましょう!」と国が働きかけています。
そんな中、残業をしている人が評価される会社はブラック企業と言ってほぼ間違いないでしょう。
この手の会社は、残業といってもサービス残業が横行しているところが多いです。
タダで働いてくれる社員に対して評価する・・・。
まさにブラック企業のお手本ともいえる社風なので、該当する場合は転職も視野に入れても良いと思います。
9.時間外にルーティン業務がある
時間外のルーティン業務が存在している会社は多くあります。
・就業時間前の掃除
・就業時間前の朝礼、ミーティング
・電話番(就業前後、昼休み)
これらは会社から指示が出ている場合、本来なら時間外労働になります。
つまり残業代が支給される内容です。
就業時間内に行われている、時間外でも残業代が支払われているならホワイト企業の可能性が高いでしょう。
しかし時間外に行われており、残業代も支払われないなら危険信号です。
ブラック企業の定番の社風と言えるでしょう。
まとめ
今回はブラック企業の社風について紹介してきました。
いかがでしたか?
社風というのは会社に根付いている企業文化のようなもの。
簡単には変わらない、会社の考え方・方針のようなものですね。
そのため、ブラック企業あるあるの社風が根付いていると、簡単には改善されないことでしょう。
勤務先と共通する点が多い場合は、早めに脱出準備をしておくことをおすすめします。
以上、参考になれば嬉しいです。